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広告戦略本部
Q. 学生生活について教えてください
大学に入学した時から「何か新しいことを始めたい」という強い気持ちがありました。高校時代は親孝行したい一心で勉強に打ち込み、成績上位を維持することだけを考えており、部活動もせず、ひたすら勉強する毎日でした。そんな私に親が「本当にやりたいことは他にあるんじゃない?」と声をかけてくれたことが転機となり、心の奥にあったデザインへの興味に気づくことができました。親の後押しもあり、「ここで学びたい」と思える大学へ進学。この経験が、私の新たな一歩を踏み出す原動力となりました。
せっかく掴んだチャンスだから、何か自分に付加価値がつくような経験をしたい。そう考え、大学生活では「毎年何か新しいことに挑戦する」と決めました。1年生の時には、海外青年協力事業に応募し、ブラジルでのインターンシップに参加。
現地では、「ジャパンハウス」という施設や総領事館で、日本の文化を紹介する活動に従事。この活動を通して初めて「世界ってこんなに広いんだ」と実感し、私の視野は大きく広がりました。
一方で、ブラジルでの経験は、私に言語の重要性も痛感させました。渡航してすぐのある日、リオのカーニバル直後の喧騒の中、携帯電話を落としてしまったんです。それに気づかずにいると、スラムにいる少年が拾って追いかけてきてくれました。その際、彼が英語で何か話しかけてくれたのに対し、当時の私には全く理解できませんでした。私はその時に、感謝の気持ちすら、しっかりと言葉で伝えられない自分自身が本当に悔しかった。この出来事をきっかけに、本格的に英語を学ぶことを決意しました。
帰国後、大学2年生からは、日本に来ている外国人小学生を支援するボランティア団体の代表を務めました。これは、子どもたちに日本の文化や習慣を教え、学校生活にスムーズに馴染めるようサポートする活動です。子どもたちとのコミュニケーションを通して、実践的な語学力だけでなく、異文化理解や人をサポートすることの意義を学びました。
これらの経験を経て、さらに語学力と国際感覚を磨くため、大学4年生から2年間休学し、カナダへ留学しました。最初の半年間は思うようにコミュニケーションが取れず、悔しい思いもしました。それでも諦めずに積極的に交流を続け、1年経つ頃には日常会話に困らないレベルに到達。2年目には、仕事でも通用する英語力を身につけることができました。
カナダでは、ファッション関連の会社でフルタイムの仕事を得て、厳しいながらも多くのことを学びました。その後、仕事ぶりが認められ、会社から「このまま働き続けてほしい」というお話をいただきました。真剣に悩みましたが、私が海外経験を通して最終的に感じたのは、「日本の素晴らしさ」と「日本で貢献したい」という思いでした。様々な国を見てきたからこそ、日本の持つポテンシャルを改めて認識し、この国で必要とされる人材になりたい、そして家族を大切にしたいと考え、帰国を決意しました。大学の最終学年を終え、いよいよ本格的に就職活動を開始しました。
就職活動では、「若いうちから裁量権を持って働けること」「自分らしく輝けること」を重視していました。いくつかの大手企業やメガベンチャーも検討しましたが、大きな組織の一歯車として埋もれてしまうのではなく、自分の力で道を切り拓いていける環境を求めていました。特に、若手にも責任ある仕事を任せ、自ら考えて行動することを推奨するような環境に強く惹かれていました。
そんな中、一度他の会社から内定をいただき、インターンにも参加しました。しかし、そこで任されたのは、誰にでもできるような定型的な業務でした。上司からは「この業務を1年間続ければ、裁量権のある仕事も任せられる」と言われ、そこで自分の求める成長スピードとのギャップを感じました。自分の力をすぐにでも試せる環境を求めていた私は、その内定を辞退し、改めて就職活動を再開することにしました。そんな中で出会ったのが、いーふらんでした。
いーふらんの説明会や面接を通して、社員一人ひとりの個性が際立っている点や、年次に関わらず挑戦を後押しする文化に魅力を感じました。「この会社なら、自分の目標を達成できるかもしれない」と直感し、「この会社の顔と言われるような存在になりたい」と面接で熱意を伝えました。
入社後は、まず営業職としてキャリアをスタートしました。 ここでの経験が、私のビジネススキルの基盤となっています。お客様と向き合う中で、単に商品を売るだけでなく、いかにしてお客様に信頼され、「島田さんだからお願いしたい」と思っていただけるか、つまり「自分のファンにさせる力」を徹底的に意識しました。これは相手のニーズを深く理解し、期待を超える提案をすることで培われるものであり、その後のキャリアにおいても非常に役立っています。
その後、人事部へ異動。ここでは、営業で培った『まず自分自身のファンになってもらう力』を応用し、それを『会社のファン』へと繋げる役割を担いました。 会社の魅力を深く理解し、学生一人ひとりに響くように伝えることで、入社意欲を高めることに貢献しました。
そして現在所属する広告戦略本部では、マーケティング戦略や広告運用といった専門知識を日々吸収しています。ここでも、営業や人事で培った「人を惹きつける力」が活きています。ターゲットに響くメッセージを考え、広告を通して会社やサービスのファンを増やす。
部署は変わっても、「人を動かす」という本質は同じであり、営業時代の経験が全ての土台になっていると実感しています。
社会では未だに『女性はいつか辞める』といった見方をされることも少なからずありますが、私はそういう考え方が好きではありません。性別に関係なく、一人のプロフェッショナルとして認められたいし、自分自身の力でキャリアを切り拓いていきたい。
その上で、仕事において常に意識しているのは「現状に満足せず、挑戦し続けること」です。そして、二つの選択肢があった時、常に「難しい方」を選ぶようにしています。 これは昔、父から「迷ったら難しい方を選べ。その方が面白い人生になる」と言われたことが影響しています。
もう一つ、私が目指しているのは「この仕事は、島田だから任せたい」と、誰からも真っ先に名前が挙がるような、代替不可能な存在になることです。そのためには、常に期待を超える成果を出し続ける必要がありますし、人一倍の努力が不可欠だと覚悟しています。
幸い、いーふらんは個人の意欲と成果を正当に評価してくれる会社です。だからこそ、私も性別を意識することなく、臆せずに挑戦し続けられています。
今後の目標は、まず現在注力している海外事業を成功に導くことです。そして、「海外店舗の広告は全て島田に任せる」と言っていただけるような実績を築き上げたい。 以前、社長から「『この人がいなかったら会社がまずい』と思われる人材になることが、個人の市場価値を高める上で重要だ」というお話を伺い、まさにそれが自分の目指すべき姿だと確信しました。最終的には、いつか広告戦略本部の中にも海外担当部署を立ち上げられるよう、これからも挑戦を恐れず、自分の頭で考え、行動し続けていきます。いーふらんというフィールドで、圧倒的な成果を出し、自身のキャリアを切り拓いていく。その決意を胸に、日々全力で仕事に取り組んでいきます。